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人と歴史は変わるのか 中東戦争と中学校におけるケンカに思うこと

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人は変わらない。そう思うことは簡単だ。
人は変わる。そう思うことは大変だ。

正 直なことを言うと、中学生というのは特に変化の激しい時期なのだが、その変化のメカニズムというのは全然わからない。我々教師は、ただ時にほめ、時にしか るだけだ。そして彼ら・彼女らは成長していく。そのまま伸びていくだけの時もあるし、変化するときもある。俺の影響で水産高校に進んだ者がいた。俺の影響 で理科教師を目指している者もいる。そう、人は「変わる」のだ。

中東で戦争が起きている。1000年以上も続く対立。

歴史は変わらない。そう思うことは簡単だ。
歴史は変わる。そう思うことは大変だ。

若い頃は、「戦争なんて愚かしいだけだ」と思っていた。だが、最近は「戦争を愚かしいと思うのは特別な人々だけだ」と思うようになった。欲求に対して正直 に生きている人々の割合は、俺がかつて思っていたよりも、はるかに大きい気がする。逆に言えば、欲求を制御できる者は少ない。そして、そういう者たちの中 で計算高い者が試験を制し、高い社会的評価を獲得していく。いわゆるエリートというやつだ。

学校の中でケンカは頻繁に起きる。ささいな口喧嘩がキャッチボールされるうちに増幅され、時に周囲を巻き込みながら、やがて殴る蹴るのケンカにな る。何回仲裁に入り、教え諭しても、同じことは繰り返し起こる。「こいつらは憎しみを糧として生きているのか?」と思うこともある。そんなことを頻繁に 思っていると、やがて戦争もそれほど不自然なことではないかのように思えてくる(念のため断っておくが、俺は戦争反対である)。

人は変わる。では、歴史は変わるのか?

歴史を変えようとする話は多い。最近ジャンプで連載されていて映画化もされ評判の「デスノート」は、名前を書き込むと書かれた者が死んでしまうとい う死神のノート(デスノート)を手にした天才高校生が、そのノートを使って世界を良い方向に変えようと知略を尽くす話である。従来のジャンプに多かった一 方的な勧善懲悪の物語ではなく、新聞では「大人にも読める寓話」と評されている。

古い作品で有名なものはドストエフスキーの『罪と罰』だろう。その概要をウィキペディアから引用すると、このようなものである。

頭 脳明晰ではあるが貧しい元大学生ラスコーリニコフが、「一つの微細な罪悪は百の善行に償われる」という独自の犯罪理論をもとに金貸しの強欲狡猾な老婆を殺 害し、奪った金で世の中のために善行をしようと企てるも、殺害の現場に偶然居合わせたその妹まで殺害してしまう。この思いがけぬ殺人に罪の意識が増長し、 発狂していく。しかし、ラスコリーニコフよりも惨憺たる生活を送る娼婦ソーニャが家族のためにつくす徹底された自己犠牲の生き方に心をうたれ、最後に自首 をするまで様々な葛藤をして人間回復への強烈な願望を訴えたヒューマニズムが描かれた小説。

・・・ちなみに俺はこの作品をまだ読んでいない。

うーん、何を言いたいのかわからなくなってきた。『罪と罰』で話がそれたか。ちなみにヤクザの世界には「義理が廃れりゃ世は闇よ」という言葉があるらしい。おっと、ドラマ「結婚できない男」が始まるぞっと・・・